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【遊戯王】遊戯王でのアドバンテージを取りながらの展開について語りたい【考察】【テーマデッキ】【アド】

遊戯王のテーマにおけるアドを取りながら展開について見ていくことで、9期以前のテーマに必要な強化を考えていきたいと思います

遊戯王の全テーマを救いたい!

一応、”遊戯王とはカードの組み合わせである(大嘘)”という記事の続きになります、この記事内で続きを書くと言ってから一年以上経過して本当に申し訳ない

前回の記事では、古の遊戯王ではテーマ内のカード組み合わせが重要だったこと(過去形)を説明したよ

今回の記事単体で完結していますが、良かったら読んでみてください

遊戯王におけるアドバンテージについて

アドを取りながら展開の話の前に、遊戯王におけるアドバンテージについて確認したいと思います

遊戯王では1:1交換ではなく、1:2交換以上のプレイをしたときに、アドが発生します

具体例を上げると、相手の魔法・罠をサイクロンで破壊した時、1(相手の魔法・罠):1(自分のサイクロン)交換となり、相手のカード1枚に対して、自分のカード1枚を使用しているのでアドは取れていないと言えます

一方、魔法・罠2枚をハーピィの羽箒で破壊した時には、2(相手の魔法・罠):1(自分のハーピィの羽箒)交換となり、相手のカード2枚を、自分のカード1枚で破壊しているので、1アドを稼いでいると言えます

遊戯王の場合、ブラフや墓地効果があるからアドは常に一定ってわけじゃないけどね

このように遊戯王では、相手と自分で流動的にアドを取り合っています
この記事ではもう少し踏み込んで、”アドを稼ぎながらの展開”について考えていきたいと思います

9期以前のテーマでのアドバンデージと展開とは

いきなり”アドを稼ぎながらの展開”って言われてもよく分からないと思うので、遊戯王のを上げつつ解説していきます

9期以前遊戯王展開カードとアドバンテージを稼ぐカードが分かれていました
特にアドバンテージを稼ぐカードが重要で、このカードがないテーマはリソース回復が出来ず、展開した盤面を崩されるとそのまま負けに直結していました

話が抽象的なので、6期のBFを例に詳しく説明したいと思います

古の遊戯王

例えば、BF-疾風のゲイルとBF-黒槍のブラストが手札にある状態で相手の場に3500打点のモンスターがいたとします
その場合には、ブラストを召喚し、ゲイル特殊召喚からの7シンクロで突破という流れになると思います

2枚のカードを使って1枚のカードを突破してるから、アドは稼せげてない?

そうなりますね、ゲイルもブラストも展開カードのため単体ではアドを稼げないため、
BFだと”黒い旋風”といったアドを稼げるカードと組み合わせる必要があります

旋風とブラストで展開すると、同じ動きで7シンクロ+黒い旋風が場に残るから、破壊されない限り次のターンもアドが稼げる!

このように古の遊戯王ではアドを稼げるカードと展開カードを組み合わせることで、展開で発生したアド損をリカバリーしていました

他の6期テーマでアドを稼げるカードは、ジャンドの”TG ハイパー・ライブラリアン”、六武衆の”六武の門”、インフェルニティだと、”インフェルニティデーモン”や”インフェルニティガン”になるかな!

続く7期にはインゼクターという、アドを生み出すダンゼルとコストになれるセンチピードを組み合わせることで、2枚のボードアドバンテージ、モンスターのリクルート、サーチと4枚分のアドを生み出す化け物テーマが登場しています

ヴェーラー握ってない方が悪いとかいう理不尽な暴言

稼げるアドのインフレは止まりませんでしたが、この時点までは展開用カードとアドバンテージを稼ぐカードははっきりと分かれていました

しかし、第8期に黒船”征竜”が来航してしまいます
征竜はこれまでのテーマと一線を画していて、親征竜4枚はアドバンテージを稼ぐカードと展開カードの両方を兼ねています

具体例には、墓地や手札から特殊召喚できる展開効果、除外されたときに対応した属性のドラゴン族サーチするアドバンテージ効果です
おまけにコストを要求するものの盤面破壊やサーチ、墓地肥やし、蘇生効果などアドバンテージに繋がる効果も持っています

強すぎぃぃぃ、7期までのテーマじゃ相手にならないんじゃ?

その通りでテーマの構造が違う征竜には、今までのテーマでは全く歯が立ちませんでしたが、それでは対戦ゲームとして成り立たないので、対抗馬たっだ魔導をトンでも強化することで対立構造が生み出されました

その魔導のトンでも強化とは、アドバンテージを稼ぐカードである”魔導書の審判”の追加です
魔導書の審判が稼ぐアドバンテージは異常で、当たり前のように3枚以上のカードをサーチし、ジョウゲンでの制圧まで行えました

無茶苦茶で草
しかもそんなカードがあっても、征竜のが強かったんでしょ

はい、征竜はデッキのスロットに余裕があったので対策カードを入れやすかったのもあり、総合的にみると審判入り魔導より強かったと言わざるを得ません
逆に言えば構造が全く違うデッキと渡り合うには、禁止カード級のアドバンテージを稼ぐカードが必要だったと言えますね

現代遊戯王とアドバンテージを稼ぎながら展開とは?

禁止カードを大量に生み出した征竜の反省から、
9期では”展開カードとアドバンテージを稼ぐカードを一体化させたカード”を中心としたテーマを量産していきます

普通デフレさせるよね

一度インフレするともう止まれないんじゃないですかね

話を戻して、9期では当時禁止カードだったフューチャー・フュージョン以来のデッキ融合である”影依融合”を中心とした影依です

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相手の場にEXデッキから特殊召喚されたモンスターが必要という発動条件こそありますが、条件さえ満たせば、ネフィリムなどの融合モンスターを展開しつつ、1ドローやサーチなどのアドバンテージを稼ぐことが出来ます

また次に登場した影霊衣では、”影霊衣の万華鏡が”展開カードとアドバンテージを稼ぐカードを一体化させたカード”となります

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アド損の塊だった儀式召喚に革命を起こしたカードだよね

そうです!
このカードはEXデッキの虹をリリースし、ユニコールの影霊衣を儀式召喚すると、
儀式カードを後続サーチしながら、ユニコールで制圧が行えます

また万華鏡は墓地効果で自身と儀式モンスターを除外すれば、万華鏡を含めて影霊衣魔法カードをサーチできるのでユニコールが突破されたとしても、サーチした後続のカードと万華鏡で再度同じ展開が行えます

次に登場したEMEmではEMペンデュラム・マジシャンをペンデュラム召喚し、効果でEmヒグルミを割ってアドバンテージを稼ぎ、サーチしたEMモンキボードでさらに展開していき、ショックルーラーなどの制圧系ランク4を大量展開していました

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モンキボードやドグロバットジョーカーでペンデュラム召喚を安定して出来たし、頑張って盤面を返しても次のターンペンデュラム召喚で5体くらいモンスターを展開されるっていう別次元のデッキだったよ…

さらに9期終盤で登場した十二獣はテーマに属するカードのすべてが、ブルホーンで後続のサーチでアドを稼ぎつつドランシアでフリーチェン破壊が出来るという世紀末の性能をしており、結果として禁止カード3枚、制限カード1枚という大規模規制を受けることになりました…

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制限が緩和なれたのとアーゼウスが登場したのもあるけど、十二獣は禁止カード1枚、制限カード3枚で11期のテーマと環境で渡り合ったんだよね

このようにアドを稼ぐカードと展開カードの一体化され、テーマの構造が大きく変わったことで9期以降は現代遊戯王と言われています

9期を境にアドも展開も大きくインフレしたんだね

9期以前のテーマを強化するには

9期とそれ以前のテーマでは構造が違うので、ちょっと強化しただけでは焼け石に水です

上手く強化できた具体例を紹介すると、冒頭で紹介したBFで、BF-無頼のヴァータという展開とアドバンテージを稼ぐ効果を一体化させたカードが登場しました

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しかも無頼のヴァータはBFモンスターがいると特殊召喚出来るから、新規カードの”BF-幻耀のスズリ”を絡めると、ブラックフェザー・アサルト・ドラゴンとBF-フルアーマード・ウィングを並べつつチヌークを構えられるね!

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あとはアドを稼ぐカードである黒い旋風も当然展開に噛ませることが出来ます

しかもBF-毒風のシムーンとBF-嵐砂のシャマールと2枚もサーチ出来るカードがあるのも強いね

このように古の遊戯王テーマを強化するにはこのような”展開カードとアドバンテージを稼ぐカードを一体化させたカード”が必要だという好例です

氷結界とか魔轟神は、アドを稼げるカードがなかったり時代についていけなかったりしているから、”展開カードとアドバンテージを稼ぐカードを一体化させたカード”を追加して欲しかったねぇ…

どちらのテーマも展開力時にアドを稼げませんから、盤面を返されたらリソースが足りなくなって勝つのが難しいです

そういうデッキの場合には、文句を言われようとハリファイバーで返せない盤面を作るのが定石だったんですがね

ハリファイバーは終身刑なんだよなぁ
お詫びに9期以前のテーマには魔導書の審判くばえ~

最後に

9期以前のテーマはアドを稼ぐカードと展開カードが分かれていたことが分かってもらえたんじゃないかと思います

あとは9期以前のテーマには、展開とアドバンテージを稼ぐ効果を一体化させたカードが必要なのも分かったよ!

11期も残りわずかですが、今後過去テーマがどのように強化されるか楽しみです

 

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