この記事では、「Stable DIffusion Web UI(Automatic1111版)」の導入方法と使い方を紹介していきます!
必要なもの
PC
イラストAIを楽しむには必要なスペックを満たすグラボが必要です!
でもグラボってたくさんあるから、どれを選べばいいのか分からないよ?
界隈でおすすめされているのは、コスパが良い「RTX3060(12GB)」ですね
グラボ高騰も落ち着いたのもあり定価の5万円前後で購入出来て、遊ぶのには十分な性能だそうです
気を付けたいのがVRAMの性能で、この性能が良いものがイラストAI作成には適しています
3060には、VRAMが8GB、12GBのものもあるから注意だね
ほかに重要なのがメモリで、「32GB」は欲しいと思います
実際に動かすと16GBだとかつかつだしね
ちなみにこのブログでは、どんな性能のPC使ってるの?
- CPU:AMD Ryzen 7 3700X 8-Core Processor 3.60 GHz
- グラボ:GeForce GTX1660
- VRAM:6GB
- メモリ:16GB
このスペックだと、イラスト生成に2分かかったり、サイズの大きいものはそもそも作成出来ないなど、スペック不足が実感できますね
悲しいなぁ・・・
夏までイラストAIに興味があってかつボーナスが入ったら、3060当たりに買い換えます・・・
ソフト
- Python 3.10
ダウンロードリンク:Download Python | Python.org
- Git
ダウンロードリンク:Git - Downloading Package
「Stable DIffusion Web UI(Automatic1111版)」を稼働させるのに最低限必要なソフトは上記2つです
上記ソフト一番気を付けたいのが、pythonのバージョンです
2023年1月12日現在、最新バージョンの3.11は使えませんので、バージョン3.10を用意しましょう
古いバージョンは上のリンク先にあるよ
モデル
AIにおける心臓部で、モデルよって、生成されるイラストや特徴が異なります
ckptファイルは数GBあって、モデルファイルの根幹になるよ
でも調べるとモデルって無数にあるから、どれを使えばいいか分かんない・・・
なので、有名どころを紹介しておきます
Stable Diffusion
大元のモデルですが、ネットでよく見る美少女イラストAIを作成する場合には下記のモデルがおすすめです
WaifuDiffusion(通称:wd)
ckpt:
yaml:
※ckptファイルを同じフォルダに入ればおk
比較的クリーンなモデルと言われています
なお段ボール学習
導入する場合には下のリンクからyamlファイルとckptファイルをダウンロードしてください
リンク先の容量をクリックするとダウンロードが始まるよ!
Anything v3.0
色々とグレーなモデルで、NovelAIをチューニングしたものと言われていますが、詳細は不明です・・・
ただAIイラスト投稿サイトではかなり投稿されており、人気のモデルではあります!
またckptファイルをwindows Defenderでチェックすると、ウイルス判定されます!?誤検出らしいですが、自己責任で導入してください・・・
この記事を読んでからダウンロードする場合には、ckptファイルより比較的安全なsafetensors形式をお勧めします
safetensors形式でも、導入方法とかはckptファイルを一緒だよ!
肝心な「ckpt、safetensors」ファイルは、どちらもリンク先からダウンロードできるよ
あとダウンロードしたモデルと同名のvaeファイルもダウンロードしておいてください!
7th Layer
こちらは5chの有志が作成したマージモデルです!
マージモデルって?
モデル同士を組み合わせて作るモデルです
うまくいくとより理想の絵に近づけることが出来ますが、どのモデルをどう混ぜるかなどのコツが必要です
最初の内は、上記のモデルや作成済みのマージモデルを使用し、慣れてきたらマージモデルを自作していくのが良いと思います!
紹介した「7th Layer」はかなり出来が良いので、ありがたく使わせてもらいましょう!
ありがとうございますやでほんま
インストール方法
ソフト
基本はウィザードに従って、Python 3.10、Gitをインストールしてください
pythonをダウンロードするときには、最初の画面にある「Add Python 3.10 to PATH」にチェックを入れよう!
繰り返しになりますが、Python 3.11をインストールしていますと起動できないので気をつけてください
間違ってインストールしたら、Pythonをアインストールしてからもう一度入れ直そう!
昔インストールしたPythonが残っているかも確認しておきましょう!
Stable DIffusion Web UI(Automatic1111版)
「Stable DIffusion Web UI(Automatic1111版)」をインストールしたいフォルダを右クリックして、「Git Bash here」を選択します
上記のようなコマンド入力画面が表示されるので、下記のコマンドを打ち込みます
「git」を起動して直打ちでも行けるよ!
成功すれば、選択したフォルダに「Stable DIffusion Web UI」フォルダが作成されます
モデル
作成された「Stable DIffusion Web UI」内の「models」フォルダに、用意したモデルファイル(ckpt or safetensors)をコピーします
あとは起動時に読み込んでくれるから、他に設定は必要ないよ
起動
「Stable DIffusion Web UI」内の「webui-user.bat」ダブルクリックしてください
コマンドプロンプトが立ち上がるので、少し待った後、画面に表示されるURLをコピーし、chromeなどのブラウザアドレス欄にペーストします
初回起動時はpythonのpipインストールで10分くらいかかるから気長に待とう!
ここでpythonのバージョンが異なると、「Could not find a version that satisfies the requirement torch==1.12.1+cu113 」といったエラーが出ます
このエラーが出た場合には、python3.10がインストールされているか確認し、「git」で新しく「Stable DIffusion Web UI」を持ってくるか[pyvenv.cfg]を書き換える必要があります
面倒だから、pythonのバージョンだけには気を付けよう!
またcドライブ直下にpythonのpipが作成されるので、cドライブの容量を10GBは確保しておきましょう(一敗)
パーティ分けの影響がここに・・・
簡単な使用方法
基本操作
使用方法はnovelAIとほぼ一緒です
novelAIについては、下の記事を読んでね
「txt2img」タブの上記欄に呪文を入れて、generateボタンを押すと画像が生成されます
呪文の違いとして、novelAIだと{}が強調だったけど、「Automatic1111版」だと()が強調だから、書き換えたりして変換する必要があるよ
また「img2img」タブではi2i機能も使用できます
これもnovelAIで学んだところだ!
呪文:
((((((anime)))))),(((masterpiece))),(((pale skin))),digital, 1girl,bangs,
bare_shoulders,black_ribbon,blush,closed_mouth,
collarbone,gradient,
gradient_background,
white_background,hair_ribbon,long_hair,
long_sleeves,
looking_at_viewer,
off-shoulder_dress,off-shoulder_shirt,off_shoulder,
pink_hair,red_eyes, ribbon,solo,(twintails),upper_body,{smile},loli
(worst quality:1.4), (low quality:1.4) , (monochrome:1.1),
モデル「Anything v3.0」で作成したアニメ風サンちゃん画像です
目的をもって画像を作成するの結構大変なのでイラストAIは日々努力ですね、手の部分を治したかった・・・(2敗)
ちなみにgenerateボタンを右クリックして、「Generate forever」を選択すると連続で作成してくれます
終了する場合には、「interrupt」ボタンを右クリックして「Cancel Generate forever」を選択します
放置しているとグラボに負荷がかかって危険だから、注意してね!
発火の可能性はほぼないと思いますが、だーすけさんを教訓としているこのブログでは注意喚起させてもらいます!
vae
出力した画像の色がおかしい場合は、vaeファイルが当てられていない可能性が高いです
「Stable DIffusion Web UI」内の「models」フォルダにいれた「vae」ファイルを、同フォルダ内の「モデル」ファイルと同名にすれば適用されます
他の方法としては、”SETTING”タブの”stable Diffusion”内にある”SD VAE”で選択しても適用されます!
Anything v3.0に同梱されている「vae」ファイルを他のモデルに流用したりできるよ!
hypernetworks
「Automatic1111版」では、学習した画風を生成する絵に反映することもできます!
方法としては、「Stable DIffusion Web UI」内の「models」フォルダに「hypernetworks」フォルダを作成し、ptファイルを入れ、UIで設定するだけです
UIの設定は、”SETTING”タブの”stable Diffusion”内にある、”hypernetworks”から設定できるよ!
また、「Hypernetwork strength」を調整することで、生成する絵に反映するか調整できます
実際に作成してみたいと思います!有名漫画家「矢吹〇太朗」先生の絵を学習した「yabuki kentarou-50000.pt」を導入して、絵を生成します!
呪文:
(masterpiece),(kimono),digital, 1girl,bangs,black_ribbon,blush,closed_mouth,
(collarbone),gradient,
gradient_background,
white_background,hair_ribbon,long_hair,
looking_at_viewer,
pink_hair,red_eyes, ribbon,solo,(twintails),upper_body,{smile},loli
(worst quality:1.4), (low quality:1.4) , (monochrome:1.1),
なんとなく大先生の雰囲気を感じられますね!あとせっかくなのでAIで作成した背景を合成して年賀状っぽくしてみました
正月にやれてればなぁ・・・
肝心のファイルですが、このファイル名でググればすぐ見つかると思うので探してみてください!?
アダルトリンクから逃げるな!卑怯もの!!!
まとめ
大雑把にですが、Stable DIffusion Web UI(Automatic1111版)の導入方法と使い方を紹介しました
導入には、Pythonのバージョンが重要なことが分かった!
Automatic1111版は出来ることが無限なので、紹介した内容は触りみたいなものですね・・・
このブログはようやくのぼりはじめたばかりだからね、このはてしなく遠いAI道を・・・
気になるイラストAI関連の情報があれば記事にしていきたいと思います~