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【NovelAI】イラスト生成AI戦国時代に投入!|マンボウでも分かる「イラスト生成AIサービス」の2023年動向!?【AI画像生成】【Stable Diffusion】【Microsoft Bing Image Creator】

この記事では、2023年に起きた主要なイラスト生成AIサービスの動向について見ていきます!?

どんなものでもAIで生成できる!?

2023年はAIを使用したサービスが様々な分野で登場しました

チャット形式で会話が出来る「ChatGPT」、音楽を生成してくれる「Suno AI」など様々なAIが誰でも使えるようになっています

「ChatGPT」は2022年11月から開始されてるんだよなぁ~

なかでも個人的に注目しているのはこのブログでも何回か記事にしている「イラスト生成AI」サービスです!

2023年はこのイラスト生成AIにも様々動きがあったので、有名なイラスト生成AIの現状を見ていきたいと思います!

主流のイラストAIサービス!

NovelAI Diffusion V3

イラスト生成AIの火付け役がパワーアップして帰ってきました!

どれくらいパワーアップしたの?

ザクII F2型からハイザックくらいパワーアップしていますね

具体的にいうと、手などの細部のクオリティがアップしています

また学習元である画像収集サイトである「danbooru」に100枚以上絵がアップロードされているキャラクターなら安定して生成することが出来るようになっています

さらにグレーゾーンなような気がしますが、イラストレーターさんのタグを入れることで絵柄を指定することが出来るようになっています

例えが分かりにくい!?

実際AIイラスト投稿サイトにアップロードされているNovelAI製のものを見るとクオリティの高さが分かると思います

でもなんでこんなにクオリティが上がったの?

「Stability AI」が開発した最新イラスト生成AIモデルである「SDXL」を使用しているからですね

生成モデルはどんどん進化してるんだね

NovelAIは月額制のWEBサービスで高性能グラボも必要ないということで、イラスト生成AIのコミュニティーでは主流になりつつあります!

ちなみに月額いくらなの?

以前の記事と同じで、最高プランが「25$」なので日本円で約3700円くらいになりますね・・・

とりあえず一か月くらい契約して飽きたら解約が良さそうだと思った(KONAMI感)

NovelAIが凄いのは分かったけど、弱点とかないの?

ローカル版と比較すると、ポーズを指定できる「ControlNet」がなかったり、個別学習を行いイラスト生成AIモデルにデータを追加できる「LoRa」を使用できない、3次元やリアル系、背景のクオリティが落ちるといったところですかね

「ControlNet」はアップデートで追加されるかもしれませんが、「LoRa」は今後も使えないと思うので「danbooru」でイラスト数が少ないマイナーキャラや最新キャラクターを生成できないのは明確な弱点だと思います

弱点を聞いても取りあえずイラスト生成AIを触ってみたいとなったら一番の候補になりそう・・・

ローカル版

ローカル版は「stable diffusion」などのアプリケーションを使用し、自分のPCでAIイラストを生成する方法ですね

自分のPCで動かせるので圧倒的な自由度があり、根気さえあればいろんなことが出来ます

ローカル版の強み・弱みは?

「ControlNet」が導入できるのは明確なメリットですね

上図のような棒人間の画像を用意すれば、好きなポーズのAIイラストを生成することが出来ます!

これは便利だね~

他にも個別学習を行いイラスト生成AIモデルにデータを追加できる「LoRa」を使用できるので、マイナーキャラやソーシャルゲームの最新キャラクターなどを生成することも出来ます

一方弱みとしては、イラスト生成AIモデルのベースが「SD1.5」という古いものなので、「SDXL」を使用しているNovelAIより基本的なクオリティが低いです・・・

特に手の部分は加工しないとぐちゃぐちゃになってしまいます・・・

じゃローカル版でも「SDXL」を使えばいいんじゃないの?

ローカル版でも「SDXL」を使えるんですが、「SDXL」は2次元イラストを生成するのが得意ではありません

さらに「SD1.5」で作成された「LoRa」は「SDXL」では今現在使えないので、ローカル版の強みをフルで活かせません

そもそもローカル版は「企業が制作したNovelAI」のモデルが流出したことで発展したので、企業からのトリクルダウンが起きないと一般人が主体のローカル版が一気に進化するのは難しいと思います

上記のような流れもあり、以前はローカル版がイラスト生成AIの主流だったんですが、2023年11月にNovelAIがアップデートされてからは主流から徐々に離れて行っていますね

やっぱり企業には勝てないのかぁ・・・

とはいえローカル版も徐々にいろんな技術を取り入れていっているので、ブレイクスルーが起きることを期待しています!

Microsoft Bing Image Creator

こちらはMicrosoftが提供するサービスで、最新イラスト生成AI「DALL-E3」を使用してAIイラストを生成することが出来ます

こちらもプロンプトの理解度が高く、高クオリティの絵を生成できます

さすがMicrosoftってコト!?

しかしながら、NovelAIやローカル版と違い叡智なAIイラストに対する規制がかなり強く、女の子のイラストを生成しようとすると意図せずに規制に引っ掛かりエラー画面が表示されます

なんだこの犬!?

規制が強く作りたいAIイラストを生成することが出来ないので、NovelAIに多くの人が移行していますね

ただこの規制を掻い潜り微叡智なAIイラストを生成するのを楽しんでいるコミュニティーもあります

目的さえまともならAIとの対話というSFの題材みたいなことをしていて感動できるのに・・・

Microsoftアカウントさえあれば無料で生成できるので、興味があれば年末年始で暇なときに触ってみることをお勧めします

あんまりNGを連発すると規制されるみたいだから気を付けよう!

まとめ

2023に起きたイラスト生成AIの動向について見ていきました!

NovelAIがV3となりクオリティがアップしたということで、二次元イラストの生成に関しては主流になりつつありますね

今後のアップデートでポーズを指定できる「ControlNet」を使用できるようになれば隙もないね

ですね、高性能グラボも必要ないので個人的に今からイラスト生成AIを触るならNovelAI一択だと思います!

ローカル版にもぜひ発展して欲しいですが、高性能グラボや拡張機能など環境を整えるためのハードルが高いんですよ!

しかも各個人が「秘伝のたれのような共有していない知識」をもっているのもハードルを高くしていますね

集合知も活かせないとなると、やっぱり企業には勝てないのかぁ・・・

NovelAIなどは500万くらいする「NVIDIA H100」を4~8基を積んだスパコンで学習などをしているそうなので、それらの技術がトリクルダウンするのを待つしかないですね・・・